愛着障害は恋愛ができない?起こりがちなトラブルと必要な対策を紹介

愛着障害を抱えている方は、自分に自信が持てないことで恋愛もうまく進みづらくなってしまう傾向があります。
しかし、愛着障害やパートナーとの向き合い方を理解しておけば、恋愛でも安定した関係性を築くことができるのです。
そこで今回は、愛着障害による恋愛のトラブルや深い関係を築くために必要な対策を解説していきます。
「自分は愛着障害なのかな?」と悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
恋愛ができない理由に愛着障害が隠れている?
「気になる人ができても深い関係になることを避けてしまう」
「恋人ができてもすぐにトラブルが起きて別れてしまう」
上記のような悩みは、愛着障害を抱えている方によく当てはまります。
幼少期に保護者と愛着が形成されず大人になると、自分に自信を持てなかったり、感情や要求を伝えられなかったり、人に依存してしまったりするなどの特徴が現れます。
そしてその特徴によって、恋人と深い関係を築くことが難しくなり、恋愛がうまくできなくなってしまうのです。
愛着障害による恋愛でのトラブル

愛着障害を抱えたまま大人になった場合、恋愛でどのようなトラブルが起こりやすくなるのでしょうか?
ここでは代表例をいくつか紹介していきます。
「自分は愛着障害なのではないか」とお悩みの方は、共感できるものも多いかもしれません。
恋人に「試し行動」をしてしまう
わざと相手を困らせたり、怒らせたりしてどういった反応をするかで自分への愛情を量ろうとするのが「試し行動」です。
愛着障害の方は「無理なお願いやわがまま、傷つけるような発言をしても、この人は受け入れてくれる」と感じることで、自分の不安を払拭しようとします。
しかし、そういった試し行動は相手にストレスを与えるため、別れの原因となってしまうこともあるでしょう。
表面的な付き合いをしてしまう
愛着障害には、人と信頼関係を築くことに恐怖心や警戒心があり、表面的な付き合いしかしたくないと考えるタイプの方もいます。
そのタイプの場合、恋人であっても非常にドライな関係性を求めてしまうため、相手にうまく寄り添うことができず、トラブルとなる可能性もあるでしょう。
相手に依存してしまう
幼少期に得られなかった愛情を与えてくれるパートナーに対して、過度に依存してしまうというのも愛着障害の特徴としてあげられます。
「パートナーが自分のすべて」という感覚になるため、好かれようと嫌なことでも受け入れたり、見捨てられる不安を抱いたりすることもあるのが特徴です。
感情のコントロールがうまくできない
些細なことでカッとなったり、反対に感情を抑制しすぎてしまったりするのも愛着障害の特徴です。
冷静さを保ちながらうまく自分の感情を相手に伝えることが苦手なため、本音を理解してもらいづらくなってしまいます。
「自分を本当に愛しているか」と過度な不安を抱く
愛着障害の方は、愛されているという実感を常に欲しがる傾向があるため、少しでもパートナーの言動に冷たさを感じると過度に不安がってしまいます。
いつもより連絡が少し遅かった、メッセージに絵文字がついていなかったなどといったことでも感情が大きく乱れてしまうので、相手が負担を感じることも少なくありません。
愛着障害の方が恋愛するために必要なこと

愛着障害を抱える方は、さまざまな特徴によって恋人ともトラブルが起こってしまいがちですが、だからといって恋愛ができないというわけではありません。
パートナーとともに愛着障害としっかり向き合うことができれば、トラブルも乗り越えて関係性をうまく構築することもできます。
自分の状況を理解する
まずは自分が抱えている愛着障害の特徴・課題、現在起こっているパートナーとの問題を理解することが大切です。
自分の中でうまく分析できれば、今後どのような対応をとればトラブルになりにくいのかと考えることができます。
しかし、ひとりで自分の状況を整理することが難しい場合もあるため、専門家であるカウンセラーに一度相談してみるのもよいでしょう。
愛着障害について恋人に相談する
パートナーとうまく深い関係をつくっていくためには、やはり愛着障害というものを理解してもらう必要があります。
「愛着障害」という言葉自体をきいたことがない方もまだまだ多いので、なにが原因でどういった課題を抱えているのかということも含めて、一度話してみましょう。
どういったときにカッとなってしまうのか、どんな行動に不安を感じるのかを伝えておくと、パートナーも「なぜ恋人がそのような言動をとるのか」が理解でき、正面から向き合いやすくなります。
「どんなふうに伝えればいいのかわからない」という方は、その点も含めてカウンセラーに相談してみるのもよいでしょう。
愛着障害で「恋愛ができない」と悩んだらカウンセリングへ
愛着障害は幼少期にうまく愛着が形成されなかったことで、大人になってからも対人関係でトラブルを抱えてしまいます。
それは恋愛に関しても言えることで、愛着障害の特徴によってパートナーと深い関係を築くことが難しくなり、「恋愛ができない」と悩んでしまうこともあるでしょう。
一見なんでもないような家庭で育ったと思っていても、知らないうちに愛着障害を抱えていたというケースもあります。
今置かれている状況を理解するためにも、一度カウンセリングで相談してみるのがよいでしょう。
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臨床心理士、公認心理師です。5年以上、都内の心療内科や脳神経内科で、うつ病、不安障害、HSP、アダルトチルドレンなど数多くのカウンセリングを経験してきました。HSPの創始者であるアーロン博士の「HSPに精通した専門家プログラム」を修了しています。