強迫性障害はプレッシャーが原因になる?押しつぶされそうなときの対処法とは

社会人として働いていると、プレッシャーを感じる機会を何度か経験しているのではないでしょうか。

そのプレッシャーによってほどよく緊張感を持てたり、意欲になったりするのは、良い影響ではありますが、行き過ぎると押しつぶされてしまう可能性があります。

今回の記事では、強迫性障害とプレッシャーの関係性について解説していきます。

気持ちが押しつぶされそうになったときの対処法もお伝えしていきますので、プレッシャーで悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。

強迫性障害になりやすい性格とは

強迫性障害を発症する原因は、まだ明らかにされていませんが、なりやすい人の傾向としては下記のような性格があげられます。

・真面目

・几帳面

・完璧主義

・細かいことにこだわる

・神経質

・ネガティブ

・ストレス解消が苦手

このような性格は、強迫性障害になりやすいと言われていますが、決して当てはまることが悪いわけではありません。

むしろ何事にも真面目に取り組むこと、細かいところまで完璧に仕上げることができる人は、仕事でもその力を発揮して周囲の人から良い印象を持たれることもあるでしょう。 しかし、自分への厳しさや周囲からの期待が、プレッシャーとなってしまうこともあるため、自分自身を追い詰め過ぎてしまわないように注意しなければなりません。

強迫性障害はプレッシャーが原因になる?

真面目で完璧主義な人が多い強迫性障害は、プレッシャーが発症の原因になることもあります。

ここでは、架空のケースを例に説明していきます。

入社3年目のAさんは、真面目に仕事に取り組んでいましたが、ある日顧客用に作成した資料に大きなミスが見つかりました。

そのミスは社内に多大な影響を与え、顧客には上司と直接謝罪に行くことに…。

なんとか顧客先に許してもらうことはできたものの、Aさんは上司から「次このようなミスがあればもう許されない」と言われました。

それからAさんは資料を作成するのがプレッシャーとなり、絶対にミスのないよう何度も確認を繰り返していましたが、次第にその確認行為がエスカレートするように。

資料の確認にばかり時間を使うようになり、他の仕事に手が回らず同僚が代わりに作業することも増え、Aさん自身も周囲の人も疲弊してしまいました。

このように、プレッシャーがかかるようになったことをきっかけに、強迫性障害を発症することもあります。

確認作業はミスを予防するために必要なことですが、過剰になって業務に支障をきたしている場合は注意しなければなりません。

また、すでに強迫性障害を発症している人は、こういったプレッシャーによって症状がひどくなる可能性も考えられます。

強いプレッシャーで押しつぶされそうなときには

誰かから何か言われたわけではなくても、自分自身で強いプレッシャーをかけてしまうことがあります。

強いプレッシャーにより、強迫性障害の症状が重くなったときには、自分自身をいたわってあげることが大切です。

適切な治療を受ける

強いプレッシャーで強迫性障害の症状が見られる場合は、クリニックで治療を受けましょう。

強迫性障害を発症すると「一生このままなのかな」「ずっとプレッシャーで苦しみ続けるのかな」と不安に感じてしまうこともあるかもしれません。

しかし、この病気は適切な治療を受ければ、症状の改善を目指せるものです。

薬物療法や精神療法など、自分に合った治療を続けていくことで、今抱えている生きづらさを軽減させましょう。

上司や同僚に相談する

大きなプレッシャーで仕事に影響がある場合は、上司や同僚に相談してみると改善されることもあるかもしれません。

強迫性障害は、その病名や症状を知らない方もまだ多いため、病気についての説明がなければ「どうして同じ行動を繰り返すんだろう?」と疑問に思われることも考えられます。

症状について話すことで、仕事の工夫や対策ができる可能性もあるので、一度信頼できる上司や同僚に相談してみましょう。

休暇をとる

強迫性障害の症状によっては治療を最優先させるために、医師から休暇をとる、もしくは休職するよう指示されることもあります。

「休んだら職場に迷惑をかける…」と不安になってしまうかもしれませんが、ときには症状の改善を目指して心と体を休ませてあげることも大切です。

仕事を休んでいる間は、療養を最優先させ、医師の指示を守って治療を続けましょう。

プレッシャーと強迫性障害を乗り越えよう

プレッシャーは強迫性障害の発症の原因となるだけでなく、症状を悪化させる要因にもなります。

症状が重くなると日常生活にも支障をきたすことがあるため、生きづらさを感じてしまうでしょう。

強迫性障害は治せる病気ではありますが、ひとりで乗り越えるのは困難なため、必ず専門家を頼ってください。

早めに治療を始めた方が回復も早いと言われているので、一歩踏み出して専門家に相談しましょう。

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